Shinnikkei News 2010 年 2 月 9 日
効果的に自然換気を促し、省エネルギーに貢献
自然風力換気窓「ユラード」新発売

新日軽株式会社[本社:東京都江東区南砂2-7-5 社長:杉本 正和]は、自然の風を利用して建物に「呼吸機能」をもたらすという発想により、電力等を使わずに換気を行い、空調等に関わるエネルギーコストの削減に寄与するビル用サッシ 自然風力換気窓「ユラード」(すべり出し窓)を1月22日から発売いたしました。

「ユラード」は、新鮮な外気を取り入れながら、不快な強い風はその風の力を利用して遮るという新しいタイプの換気窓です。ランニングコストがかからない、省エネルギー効果のある換気窓として、商業施設・公共施設等々に向け販売してまいります。(RC枠、ALC枠、同面枠に対応)


・ サッシ自体の重さで開閉し、無風時にも換気を行う窓

・ 春・秋期は自然換気、夏期にはナイトパージ(注1)により消費エネルギーを削減

・ 室内側の金物類を枠内に納めたすっきりとしたフォルム

  (室内側にブラインドやカーテンの取り付けに影響の出ない意匠です。)


  (注1)ナイトパージ:夏場などの冷房時期に、昼間に建物内部・躯体に蓄積された熱を、夜間に温度が
              低い換気を行う(外気を取り入れ、室内の空気を排出する)ことで冷房負荷を軽減する方法のこと。

外観 内観
「ユラード」 枠サイズ: 幅1100mm×高さ800mm  色:ステンカラー
本体セット価格: 352,700円(内、本体:257,200円 オペレーター:95,500円)

   ※表示価格は部材標準価格です。ガラス代、組立・運搬・取付工事費、および消費税は含まれておりません。

【 主な特徴 】


◇ 自然換気時(有風時、無風時)に、建物内の空気を新鮮な状態に保持


・ 無風時は、障子の重量とバネを利用して約200mmの開口幅を作りだし、風が3m/sを
   超えると徐々に窓が閉じて約70mmの開口幅になります。不意の突風時にも緩衝装置
   が働き、窓の破損を防ぎ、不快な衝突音を防止します。



◇ 開閉機構


・ 上下2本のアームと調整バネが、障子の出幅をスムーズに安全に制御します。

    開窓: 開窓ボタンをワンプッシュすることで、窓が開きます。

    閉窓: オペレーター操作により、ワイヤーで窓を閉じます。
              ロック機構が作動し閉窓状態をしっかり保ちます。

・ 手動操作が標準仕様ですが、電動操作にも対応します。


開閉機構


◇ 室内側の美観と快適性を高めるオプション


・ 室内側をすっきり見せる、オペレーター装置カバーと網戸をオプションで用意しています。

オプション


◇ 建物内の気流の流れに積極的に働き掛け自然換気(温度差換気、風力換気)を促進させます。


※右図はユラード概念図 ユラード概念図


◇ 主な仕様・性能


窓機種 すべり出し窓
枠見込み
(枠バリエーション)
70mm
(RC、ALC、同面)
ガラス溝幅 20mm、30mm
基本性能 耐風圧性 S-5、S-6
気密性 A-4
水密性 W-5
遮音性 T-2


▽ 発売日

2010 年 1 月 22 日 〜 全国発売

記載されている内容は、2010 年 2 月 9 日現在のものです。  
最新の情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。