Shinnikkei News 2010 年 8 月 5 日
太陽熱を利用したエコ補助暖房システム第2弾
太陽熱集熱外壁パネル「ソーラースパンドレル®Ⅱ」発売

新日軽株式会社[本社:東京都江東区南砂2-7-5 社長:杉本 正和]は、2008年から発売 している、太陽熱を利用した簡易補助暖房システム「ソーラースパンドレル」の第2弾として、様々な住宅デザインや設置条件に対応することができる納まりやサイズ展開を追加した「ソーラースパンドレルⅡ」を8月17日より発売いたします。
地球温暖化が深刻な問題となっている現在、地球環境の保全は私たち一人ひとりに与えられた大きな課題です。中でも、年々増加傾向にある住宅におけるエネルギー消費の抑制は重要な課題のひとつであり、ルームクーラーや冷暖房兼用エアコンといった空調機器は用途別家庭用エネルギー消費の約4分の1(暖房22%、冷房3%)を占めています。「ソーラースパンドレルⅡ」はこの空調機器のエネルギー消費の大半となる暖房の補助を行うことでCO2の削減に寄与します。


・ 熱伝導率が高く、耐候性に優れたアルミ形材を利用した太陽集熱外壁パネル

・ 太陽熱をそのまま利用するパッシブソーラーの補助暖房システム

・ 暖房に係わる電気代とCO2排出量を大幅に削減

※地域や立地条件で効果は異なります。

・ 大型納まり(最大3m×3m)、コーナー納まり、傾斜(台形)納まりに対応可能

・ 集熱板とファンを取り付けるだけの簡単工事、新築・リフォームに対応

ソーラースパンドレルⅡ 「ソーラースパンドレルⅡ」

片流れ納まり・一般納まり(左右)
組合せ施工例
組合せ参考価格(本体+給気ファン+ 周辺機器※): 762,900円
色:CBブラウン
本体サイズ:幅1100mm、高さ2400mm〜3000mm

※周辺機器: 温度スイッチ、延長センサー
※表示価格は組合せ価格です。取付け代、現場搬入費、消費税は含みません。

【 商品概要 】


◇ シンプルな構造(パッシブソーラー)と簡単な取付け


・太陽エネルギーを特別な装置を使って集熱や電力への変換を行うアクティブソーラーではなく、建築的な方法や工夫によって太陽エネルギーをそのまま利用するパッシブソーラーシステムです。

・太陽の光を受けて暖められたスパンドレル(外壁パネル)と躯体との間の空気を屋内に取り込むシンプルな構造です。

・施工も、壁に穴を開けて給気ファンを取り付け、外壁の外からスパンドレル本体を取り付けるだけの単純な構造です。

シンプルな構造と簡単な取付け

◇ 健康的で安全な補助暖房システム


・外気を暖めて取り込むため、いつでも新鮮な空気を使えて健康的です。

・火を使わない暖房のためつけっ放しでお出かけすることができ、また小さなお子様のいるご家庭でも安心して使用できます。


◇ 環境に優しく、電気代も節約できる


・エアコン単独でご使用する場合と比較して、「ソーラースパンドレルⅡ」を併用した場合はCO2排出量が30%前後(※)削減できます。

CO2排出量が30%前後(※)削減できます。

・月々にかかる費用は、エアコン単独使用の場合と比較してソーラースパンドレルⅡを併用した場合は約34%(※)節約できます。

※地域や立地条件で効果は異なります。


年間のランニングコスト・CO2排出量比較


◇ 大型パネル、コーナー、傾斜納まりが可能


・一般タイプでは、幅3000mm×高さ3000mmまでの大型パネル納まりが可能になり、接続部を少なくかつ美しい納まりが可能になりました。

・コーナー納まりタイプでは、躯体のコーナー部分を継ぎ目なく、連続して美しく納められるようになりました。

・傾斜納まりタイプでは、屋根の片流れや妻部の傾斜に合わせることが可能になり、一体感のある外観演出が可能になりました。


妻部の傾斜納まり+一般納まり 傾斜納まり(上部)+一般納まり コーナー納まり+一般納まり
充電ガンフック 棚板 ベースプレート


◇ 施工性・意匠性を向上


・各種納まりに対応するため、施工性の向上を図りました。また、上下枠の見付を細くし、意匠もスッキリしました。



◇ 主な仕様


・本体 : アルミ押出材 (色:CBステン、CBブラウン、セピアブラック)



参考資料:


1.日本の気候と冬季の日射について


・日本の気候は1年の約半分が暖房期にあたり、冷房期は2〜3ヶ月しかありません。

・また、冬季は太平洋側・関東平野・甲信地方でも十分な日射が得られますので、日射量が確保できれば気温の低い地域においても太陽エネルギーを活用することができます。

・冬季は日射角度が低く壁に対しては横からの日射も多くなるため、十分な集熱が可能です。


■地域別 冷暖房期間
  地域別冷暖房期間

■月間日照時間(冬季)
 
※気象庁過去データより(1979〜2000年の平均値)

2.住宅におけるエネルギー消費について― 住宅でのエネルギー消費は年々増加傾向


・2007年度の世帯あたりの消費量は1973年に比べて1.4倍になっています。

・家庭において最も電気を消費しているのはルームクーラーや冷暖房兼用エアコンといった空調機器であり、2007年度では家庭用エネルギー消費の約4分の1を占め、その削減が省エネルギーの観点から必要となっています。


■世帯あたりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費
世帯あたりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費


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▽ 発売日

2010 年 8 月 17 日

記載されている内容は、2010 年 8 月 5 日現在のものです。  
最新の情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。