ガーデニング便り
今回は、花が少なくなる秋から初冬に向けて、かわいらしい花とつぼみをつけるニオイザクラをご紹介します。
名前こそサクラと言いますが、その花の形と色から名付けられたもので、正体はアカネ科の低木で「ルクリア」とも呼ばれます。日光を好み、水やりは多めに、とミニバラと似た環境を好みます。寄せ植えを作る時には、見た目のバランス以上に“性格の相性”が重要ですよね(結婚と同じ?)
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センターよりも奥寄りにニオイザクラを一株。手前側に赤とピンクのミニバラを交互に植え込みます。縁から垂れるようにセダムを4鉢ほど。
真冬でなければ、日光の良く当たる戸外で管理できます。ニオイザクラの花を長く楽しむためには暖かい窓辺などに置いておく方が良いようです。
モチノキ科モチノキ属。木の高さは20mにもなる常緑高木です。モチノキの仲間で、同様に樹皮から粘着性の物質がとれます。若い枝や葉が紫色を帯びてやや黒っぽく写るのでクロガネ(黒鉄)モチの名がついたそうです。5-6月頃に、薄紫がかった小さな花を咲かせます。花はあまり魅力的ではなく目立ちませんが、のちに秋になると真っ赤な実をたわわに実らせて、一転、多くの人や鳥たちの目を引きつけます。ただし、果実ができるのは雌株のみ。
強い刈り込みにも負けず、濃い緑色の葉がこんもりと茂ります。塩害や排気ガスにも比較的強いですが、寒さにはさほど強くないので関東より北での生育は難しいようです。
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