ガーデニング便り
春はもうすぐそこ。2月になると、球根の花々を集めた寄せ植えを作ってしまいます。ほっこりした暖かさが感じられるからでしょうか。
中央に使った八重咲きのチューリップ。昼間暖かくなるといっぱいに開いて、夕方寒くなると花びらを閉じて・・を繰り返します。お日様の指す方に首をグン!ともたげてしまう姿は、春を待つ私たちの気持ちを代弁しているかのよう。ちょっとカッコがつかないこともありますが、大目に見てやって下さい。
<クリックで各項目の詳細がご覧になれます>
ロウ細工でできているかと思うような質感の花を咲かせます。「蝋梅」と書くのですが、ウメの仲間(=バラ科)ではありません。ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木です。落葉したあと、12月頃に花芽をつけて、1月から2月の一番寒い時期に花を咲かせます。枝いっぱいに黄色い花をつけた様子はとてもきれい。一般で言う「ロウバイ」は、中央部分が暗赤色なのですが、「ソシン(素心)ロウバイ」という種は中まで黄色(左写真)。造花?それとも、お菓子?と思うような愛らしさです。
ロウバイは中国原産で、江戸時代に日本にやってきたらしく、庭木のほか、鉢植えや盆栽としても好まれています。温かな地方であれば、多少日陰でもよく育ち花を咲かせるそうで、扱いやすい樹木かもしれません。
残念ながら、葉がしげる春〜夏はこれといった魅力がない気がします。
<写真はクリックで拡大します>
■ご注意■
このサイトに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は当社またはその情報提供者に帰属します。