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住まいづくり情報

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ガーデニング便り

4月
今回は、ハーブの「ボリジ」をセンターに据えた寄せ植えです。ボリジは、花にポタシウムという成分が含まれていて、憂鬱を取り除いてくれると言われています。開花は7月ごろまで。独得なブルーも美しく、この時期のハーブガーデンの主役になりそうです。
手前のグランドカバーには、ハーブつながりのミントをあわせました。タイムを入れてもいいですね。気軽に摘んで使えるように、キッチン近くのベランダなどにおいておきたい鉢です。
<クリックで各項目の詳細がご覧になれます>

寄せ植え例 (クリックで拡大します)
寄せ植え写真

ポイント
中央奥に背の高いボリジを1株。その脇に色の違うマーガレットを1株づつ。手前にバーベナを。さらにグランドカバー的にミントを植えました。

管理
高温多湿に弱いので、暑い季節は直射日光をさけ、風通しをよくするように工夫しましょう。マーガレットはあまり背が高くならない種類なので、バーベナとともに横にふわっと広がって行きます。

 
庭木ファイル

 アセビツツジ科アセビ属の常緑低木で、高さは2〜5mになります。3月から4月にかけ、枝先に白かうすい紅色の壷形の花をたくさんつり下げます。その姿はまるでカンザシのようでとても愛らしく、日本的なイメージがありますね。
 漢字で書くと『馬酔木』。馬がこの木の葉茎を食べると、その毒によって酔っぱらったようになることに由来するのだそう。一般に庭木や公園樹として植えられていますが、実は有毒の植物なのですね。

アセビ「わが背子に わが恋ふらくは 奥山の 馬酔木の花の 今盛りなり」など、万葉集にはアセビを詠った歌が数多く収められており、古の日本人がこの木の姿形を愛おしんだ様子がうかがえます。
 春に奈良を訪れた際にアセビがやたら目についたのは、万葉の地のなごりかな?と思いましたが、どうなのでしょう?

アセビ
<写真はクリックで拡大します>