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住まいづくり情報

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ガーデニング便り

9月
毎年この季節になるとつい購入してしまうのが観賞用のトウガラシ。紫から緑、オレンジ、赤・・と色が変わるのが楽しいし、色とりどりの実がぶら下がっている姿も最高に可愛い。おまけに料理に使えて、ドライフラワーにできて、最後はクリスマスのオーナメントにもなるという、お役立ちぶり。
今回は、葉が違うタイプの2種のトウガラシを寄せてみました。白と紫のユーパトリウムのフワッとした花とニオイザクラで、山野草風の雰囲気をプラスしました。
<クリックで各項目の詳細がご覧になれます>

寄せ植え例 (クリックで拡大します)
寄せ植え写真

ポイント
一番奥にユーパトリウムの白と紫を一株づつ。その手前に、種類の異なるトウガラシを一株づつ。最後、一番前にニオイザクラを植えます。

管理
ユーパトリウムは庭植えにしても越冬できます。トウガラシはドライフラワーに。ニオイザクラは室内で越冬させる方が良いでしょう。

庭木ファイル

サンゴジュスイカズラ科の常緑小低木です。6〜7月に枝先に咲く白い小さな花が、秋になるとキレイに赤い実になります。その姿カタチがサンゴ細工のように美しいことから、サンゴジュと呼ばれるようになったそうです。実の大きさは、長さ7〜8ミリ。光沢があり、次第に黒味を帯びてきます。
葉は大きくて厚く、水分をたくさん含んでいるので燃えにくく、防火、防風などの目的でも植えられてきました。よく生垣として使われるのも、火事の延焼を防ぐ知恵なのでしょう。



サンゴジュお屋敷街などでは2mを超す高さの生垣を見かけることも。実際に植えてみると、葉が大きい分、かなりスペースを取ります。
湘南のある地域では、かつては路地に面してサンゴジュを揃えて植え、人がすれ違える余裕を道に残すのが暗黙のルールになっていたと聞いたことがあります。今のクルマ中心社会とは違って、昔のご近所付き合いは奥ゆかしかったのですね。
サンゴジュ
<写真はクリックで拡大します>