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住まいづくり情報

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ガーデニング便り

2月 
冬まっさかりの2月ですが、気づけば梅が咲いていたり、こぶしの冬芽がふくらんでいたり。「春遠からじ」と感じるシーンも多くなりました。これからどんどん陽も長くなってくるんだなと思うとちょっとワクワクもします。
 今回は、もうすぐ「おひな祭り」というところから発想した和の寄せ植えです。中央は桃ではなくてボケですが、真っ赤で丸い花びらがあったかい感じがしますね。雑草の中に1本すっくと幹が立つミニ箱庭のようにも見えますよね。
<クリックで各項目の詳細がご覧になれます>

寄せ植え例 (クリックで拡大します)
寄せ植え写真

ポイント
中央奥に高さ25cmほどのボケの盆栽を。その両脇にクラマゴケを1株づつ、手前にクモマソウの色違いを1株づつ。

管理
ボケは極端な寒さにならなければ室外でも越冬OK。大きく育てるなら、秋を待って日当りのよいところに植え替えても。

庭木ファイル

ミツマタ ジンチョウゲ科モクセイ属の落葉低木です。高さは1〜2m。暖かい地方によく植えられています。枝がみっつに分かれて伸びることから「三つまた」となったとのこと。

 初冬、葉のない枝にポワポワした花芽をつけて、2月から4月にかけて写真のような花が咲きます。一つ一つを眺めると、黄色い小さい花が集まって球状になっているのですね。飴玉みたいでおいしそう。いかにも「和」が似合う植物です。

 青々ミツマタとした葉が出てくると、若々しい姿に変貌して洋風のイメージ。ミツマタの樹皮の繊維は紙の原料にもなります。和紙の材料として、「こうぞ、みつまた」と語られるのをご存知の方も多いでしょう。日本が誇る、質のいいお札を作るために、国立印刷局が国産のミツマタを大量に購入しているのだそうですよ。

ミツマタ
<写真はクリックで拡大します>