ガーデニング便り
今年は冬が寒かったので、春の到来がひときわ待ち遠しく感じられます。が、春になると花粉の飛散量が増えて憂鬱、という声もよく聞きます。せっかくいい陽気なのに、マスクや帽子でガードしながら出歩かなければダメなんて切ないですね。
春の野山を歩く気になれない花粉症の皆さんは、玄関先のお花で春を体感してみては? 春の草花の代表選手ともいえるマーガレットと、野趣あふれるベニバナダイコンソウの組み合わせ。色とりどりのラナンキュラスで、鮮やかさをプラスしました。
<クリックで各項目の詳細がご覧になれます>
モクレン科モクレン属の落葉低木。別名ヒメコブシ。高さは4〜5メートルで、3月から4月にかけて白や淡い紅色の花を咲かせます。花びらは12〜18枚あるそうで、長くひらひらとしているのが特徴的。紙で作った花のようでもあり、シデの名前も紙垂(しで/しめ縄や玉串につけて垂らす白い紙の飾り)からきたそうです。
甘くいい香りがして、花びらを口に含むとジンジャーのようなニッキのような香りがします。歯ごたえがあって、結構おいしいですよ。
冬の間、花は枯れた枝の先で毛につつまれた冬芽となって寒さに耐えています(右写真)。モコモコで愛らしい冬芽は、モクレン科ならでは。暖かくなると毛皮がふくらんで花びら状になってきます。ソメイヨシノよりも少し早く咲き始めて、一足先に本格的な春の到来を告げてくれます。
<写真はクリックで拡大します>
■ご注意■
このサイトに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は当社またはその情報提供者に帰属します。