ガーデニング便り
今年の冬は寒いっ!とニュースでも繰り返されています。温暖化が騒がれて久しいですが、そういえば昭和の冬はこのぐらい寒かったかも・・と少々懐かしく感じることも。
それにしても春の到来が待ち遠しいこと!立春が過ぎれば少しづつ暖かくなることを願って、春らしい球根の花々の寄せ植えを作りました。どんなに寒くても次々と花芽が上がって来て花開く様子には、元気をもらえるのではないでしょうか。
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キク科フキ属の多年草。葉が大きくて特徴的。よくカエルが雨宿りしているイラストがありますね。
水分の多い土を好むので、各地の川辺や山の斜面などで自生しているのを見かけます。葉は冬の寒さでいったん枯れますが、地下で広がった茎は元気に越冬して、春の訪れとともに花茎の「フキノトウ」が顔を出します。フキノトウは、関東の平地なら2月頃から、山地では3月頃から、雪解けを待たずに一番に顔を出す山菜です。今年のように冬が寒いと、さらに「春の使者」として喜ばれそうです。
里山の風景が似合うフキですが、日本庭園や昔ながらの民家の庭先でもしばしば見かけます。大きな木の根もとにこんもりと茂っていたり、グランドカバー的にフキが生えている風景は、地面の生命力を感じるような気がして落ち着きます。
それもそのはず、元来、フキは日本人にとって貴重な野菜でした。茎はゆでて煮物にしたりキャラブキにしたり。苦みが強い葉も佃煮にすればおいしく食べられます。成長前の小さめのフキノトウの天ぷらは旬の味の代表格ですね。ちなみに写真のフキノトウは開き過ぎ。あっという間に伸びるので要注意!です。
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