ガーデニング便り
風薫る5月です。花屋さんの店頭も明るい花々でにぎやかです。今回は淡いピンクのアンスリウムに、カランコエの新品種「パリ」を組み合わせて、鮮やかに目をひく鉢を作りました。
このカランコエ パリ、国際フラワーEXPO2009で数々の賞を受賞。一般的なカランコエよりも花持ちが良く、乾燥にも強い優良品種だそうです。少しアンティークな雰囲気もあり、ゴージャスなイメージですね。来年あたり、母の日のプレゼントにも大活躍しそうです。
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モクレン科オガタマノキ属の常緑樹です。樹高は3〜5メートル。中国原産で、江戸時代中期に観賞用として渡来したそうです。同じオガタマノキ属で「オガタマノキ」というものがありますが、こちらは高さ10〜15メートルにもなる高木で、暖地の山中に自生する常緑樹。「カラタネオガタマ」の方がこじんまりとしていて、小さい株でも花をたくさんつけてくれるので、好んで庭木に使われています。一般的に市中で目にするのは、ほぼ「カラタネオガタマ」と思って間違いないでしょう。
カラタネオガタマは「唐種招霊」と書くそうです。「招霊」と呼ばれたのは、どこか神秘的な印象があるせいでしょうか。実際、神社やお寺に植えられていることが多いようです。4月〜6月頃、直径3センチほどの黄白色の花がぱっかりと割れたように半開になります。この花がバナナに似た香りがすることも有名で、「バナナツリー」という名前で売られていることもあるとか。ちなみに英語名は「Banana shrub」だそうですよ。
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