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住まいづくり情報

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ガーデニング便り

3月
長らくお読みいただいた「ガーデニング便り」、最終回は苔玉をご紹介します。
ハイゴケと適した土があれば、どんな植物もクルッと包んで苔玉に。形は丸にこだわらず、お好きな形に仕上げることができます。
今回は春を告げるジンチョウゲを使って、シンプルな盆栽風の苔玉に仕立てましたが、例えばドクダミとかカタバミといった庭に生えてる雑草をフィーチャーして苔玉にしつらえてみると、その意外な可愛らしさにドキッとするかもしれません。ぜひトライしてみてください。
<クリックで各項目の詳細がご覧になれます>

寄せ植え例 (クリックで拡大します)
寄せ植え写真

ポイント
土は、左写真の「けと土:2」「赤玉(小):1」「水苔をくだいたいもの:1」を練って作ります。ハイゴケは、和風の植物をたくさん扱っている量販店や専門店に行くと置いてあります。作り方は >>こちら

管理
苔玉は水が命です。乾燥を防ぐには、水を入れた深い容器に苔玉を沈める「ドブ漬け」がおすすめ。植物の葉色が悪くなってきたら栄養分が足りないと思われるので、米のとぎ汁を使って「ドブ漬け」をすると良いでしょう。室内よりも、戸外の風通しの良い明るい日陰が一番快適なようです。

 
 
庭木ファイル

アケビ つる性の落葉広葉樹。里山でよく見られ、林の縁など明るい場所を好みます。暗いところでは地面を這っているだけですが、光が入るような場所では他の樹木などに絡まってのぼっていき、花を咲かせます。花は雄花と雌花があり、雌花の方が大きくて目立ち、雄花はこぼれるようにたくさんつきます。花びらは少し透明感のある上品な薄紫色。ほかには白花品種や、ブドウのような濃い紫の花がさくミツバアケビがあります。葉は花とともに開き、夏になると色が濃くなりますが、比較的淡い色合いで見た目に軽やかさがあります。秋には黄葉します。

アケビ 大きな果実は熟すと裂けて粘り気のある果肉が現れ、昔は子供のおやつ代わりだったそうです。蔓はしなやかで、クリスマスリースづくりにぴったり。籠など伝統工芸の材料としてよく用いられ、長持ちするよい品物ができます。庭に植える場合は、トレリスや竹垣などに絡ませ、他の木などに絡まないようはさみをまめに入れて管理します。
アケビ
<写真はクリックで拡大します>