HOME > 住まいづくり情報 > コラム > 玄関はどちらの方角を向いているべき?

住まいづくり情報

コラム

  玄関はどちらの方角を向いているべき?

玄関はどちらの方角を向いているべき? 家を建てるときの玄関の位置や間取り、悩みますよね。皆さんはなにを基準にしますか?太陽光の入り方や周囲の建築物などいろいろあると思いますが、だれしも風水や家相の面からみるとどうなんだろう? と一度は考えるのではないでしょうか。


 風水や家相は、方角で間取りなどを判断します。一般的に風水では、東南が「吉方位」となります。東南は飛躍運、希望運、繁栄運など人の縁に恵まれている方角です。また、太陽の昇る方位で1日の始まりを意味し、新しい気が入るともいわれています。そのため、全ての運が入ってくる玄関の配置は東南が最良となります。反対に、玄関の配置として避けるべき方角は北東と南西。こちらは家相による判断で、鬼門の方角だからです。ただ風水や家相の面から完ぺきな家を造ることは、現代の住宅事情ではなかなか難しく、最近では、風水や家相に重点をおく人は少なくなってきているかもしれません。


 一方もっとシビアな理由で玄関の方角が決まることもあります。日本海側など雪が積もる地域では、北西からの風の影響で東南に氷柱や雪が春遅くまで残ってしまうため、実用の面から東南方向の玄関を避けています。また、都心では日当たりを重視して南に部屋をおき、玄関を北向きにしているマンションも少なくありません。風水や家相にこだわって使い勝手の悪い家になってしまうより、住まいの場所にあった気分の良さを最優先するのがいいのかもしれませんね。




前へコラムTOPへ次へ ≫