ガーデニング便り
これからどんどん寒さに向かう時期です。元気が出るような明るい色の花を玄関先などに置いて、気持ちを上向きにしていくと良いのでは? ということで、真冬が盛りのクリスマスローズとミニ水仙、それから冬咲きのクレマチスを組み合わせてみました。色は白×クリーム×葉の緑で、ややノーブル(高貴)な印象にまとめてみましょう。
あえて赤やピンクを合わせない鉢。まるで冬の日だまりのような、ちょっとだけ心があったかくなるような、やさしい雰囲気になりました。
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メギ科ナンテン属の常緑低木。高さは2mほど。「難を転ずる」という意に通じるとして、縁起の良い木とされてきました。お正月の生け花や寄せ植え(下写真)にもしばしば用いられます。直径6〜7mmの赤い実がたわわに実る様子もおめでたい感じがします。
赤い実は、小鳥たちの大好物でもあります。熟したものを鑑賞する間もなく、食べ尽くされてしまうことがしばしば。ナンテンにとっては、人間に実の美しさを褒められるより、鳥たちにたくさん食べられて、たくさん種子をばらまいてもらった方が嬉しいでしょうね。
この実には「咳どめ」の効用がある成分が含まれているそうで、そういえば名を冠したノド飴もありますね。葉には防腐効果があり、お赤飯や煮魚に添えられているのを目にします。幹の部分はお箸や柱の材として使われます。5〜6月に白い小さい花が咲くのですが、実のようには目立たないせいか、つい見過ごしてしまいます。
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