ガーデニング便り
今回は、ハーブの「ボリジ」をセンターに据えた寄せ植えです。ボリジは、花にポタシウムという成分が含まれていて、憂鬱を取り除いてくれると言われています。開花は7月ごろまで。独得なブルーも美しく、この時期のハーブガーデンの主役になりそうです。
手前のグランドカバーには、ハーブつながりのミントをあわせました。タイムを入れてもいいですね。気軽に摘んで使えるように、キッチン近くのベランダなどにおいておきたい鉢です。
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ツツジ科アセビ属の常緑低木で、高さは2〜5mになります。3月から4月にかけ、枝先に白かうすい紅色の壷形の花をたくさんつり下げます。その姿はまるでカンザシのようでとても愛らしく、日本的なイメージがありますね。
漢字で書くと『馬酔木』。馬がこの木の葉茎を食べると、その毒によって酔っぱらったようになることに由来するのだそう。一般に庭木や公園樹として植えられていますが、実は有毒の植物なのですね。
「わが背子に わが恋ふらくは 奥山の 馬酔木の花の 今盛りなり」など、万葉集にはアセビを詠った歌が数多く収められており、古の日本人がこの木の姿形を愛おしんだ様子がうかがえます。
春に奈良を訪れた際にアセビがやたら目についたのは、万葉の地のなごりかな?と思いましたが、どうなのでしょう?
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