ガーデニング便り
日本の風景を彩る草花という印象がすっかり定着しているコスモス。休耕田やスキー場などの広い土地に植えられたコスモスが観光名所になっている地域も多いですね。
今回は、「秋の七草」のひとつであるフジバカマや、エリカといった小花をつける植物をあわせて、日本の原風景のような素朴なイメージを作ってみました。実は、コスモスはメキシコ原産の外来種。フジバカマも現在流通しているのは、外国産の種がまざっているとのこと。ちょっと残念な気がしますが。
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ドングリを拾い集めた記憶は誰しもお持ちでしょう。ただ「ドングリ」のことは知っていても、それがなる樹のことはよくわからない、という方もいらっしゃるのでは?
「ドングリ」とは、かんたんに言ってしまえば「ブナ科に育つ種子」のこと。コナラ属、シイ属、マテバシイ属、ブナ属などがあり、ポピュラーなところではアラカシ、クヌギ、スタジイなど。栗やクルミもドングリの一種と言えるそうです。まるいもの、細長いもの、とんがったものなど、種によってシルエットもいろいろ。さらに、帽子(=殻斗)の大きさやガラが異なっているので見分けがつきます。左写真のドングリは帽子が縞ガラではなくてウロコ状なので、コナラだと思われます。
右写真は、やはりドングリを落とすシラカシの葉と木。ブナ科の樹木は、葉の色や樹形で見分けることが難しいですね。落ちているドングリから類推する方が簡単です。
ドングリはデンプン質を多く含んでいるので、ネズミやリスなど小動物にとっては越冬の準備に欠かせない食料です。人間も、パンやクッキーに入れて食べられますよ。
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