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住まいづくり情報

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ガーデニング便り

10月 
日本の風景を彩る草花という印象がすっかり定着しているコスモス。休耕田やスキー場などの広い土地に植えられたコスモスが観光名所になっている地域も多いですね。
 今回は、「秋の七草」のひとつであるフジバカマや、エリカといった小花をつける植物をあわせて、日本の原風景のような素朴なイメージを作ってみました。実は、コスモスはメキシコ原産の外来種。フジバカマも現在流通しているのは、外国産の種がまざっているとのこと。ちょっと残念な気がしますが。
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寄せ植え例 (クリックで拡大します)
寄せ植え写真

ポイント
一番奥に、複数の色を組合わせたコスモスを。その両脇に、白と淡いピンクのフジバカマを一株づつ。コスモスの根本にエリカの苗、その手前にケイトウを植えました。

管理
日当りの良い、風通しの良い場所に置きます。コスモスは1年草です。エリカは常緑小低木で耐寒性がありますが、寒い地域では冬は室内で管理した方が良いでしょう。

庭木ファイル

どんぐり ドングリを拾い集めた記憶は誰しもお持ちでしょう。ただ「ドングリ」のことは知っていても、それがなる樹のことはよくわからない、という方もいらっしゃるのでは?
 「ドングリ」とは、かんたんに言ってしまえば「ブナ科に育つ種子」のこと。コナラ属、シイ属、マテバシイ属、ブナ属などがあり、ポピュラーなところではアラカシ、クヌギ、スタジイなど。栗やクルミもドングリの一種と言えるそうです。まるいもの、細長いもの、とんがったものなど、種によってシルエットもいろいろ。さらに、帽子(=殻斗)の大きさやガラが異なっているので見分けがつきます。左写真のドングリは帽子が縞ガラではなくてウロコ状なので、コナラだと思われます。


シラカシ 右写真は、やはりドングリを落とすシラカシの葉と木。ブナ科の樹木は、葉の色や樹形で見分けることが難しいですね。落ちているドングリから類推する方が簡単です。
 ドングリはデンプン質を多く含んでいるので、ネズミやリスなど小動物にとっては越冬の準備に欠かせない食料です。人間も、パンやクッキーに入れて食べられますよ。
シラカシ
<写真はクリックで拡大します>