ガーデニング便り
ついに年末、街はクリスマスです。毎年恒例となった、クリスマスを迎える寄せ植え。今年のポイントは斑入りのゴールドクレストと、ポインセチアの微妙な色使いの組み合わせです。どちらも定番の植物ですが、よく見ると「え?これ珍しい」「キレイね」と言ってもらえるはず。
こんなかわいらしい寄せ植えとナチュラルな手づくりリース(参照→2008年12月号)で玄関先を飾れば、派手な電飾の演出よりも、地球にやさしくてあったかいシーズンになりますね。
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モクセイ科モクセイ属の常緑小高木です。木の高さは4〜8メートル、葉は固くて、鋭くとがったギザギザがあるのが特徴です。よく混同されるのが、クリスマスによく使われるセイヨウヒイラギ。別名クリスマス・ホーリーと呼ばれるこちらはモチノキ科で、クリスマスシーズンに赤い実をつけますが、ヒイラギは11月頃に花を咲かせ、初夏に黒紫の実をつけます。ヒイラギを植えて、クリスマスに赤い実をつけない!と苦情をお店に言う人も少なくないでしょうね。ちなみに上の寄せ植えで使用したヒメヒイラギもモチノキ科です。
いまやすっかり認知度でホーリーに負けているヒイラギですが、日本の風習ではしばしば主役の座に登場します。節分の日には、若い枝の先に焼いたイワシの頭を刺して、家の出入り口などに飾って魔除けにしたそうです(柊鰯・ひいらぎいわし)。今でも伊勢神宮でお正月に売る注連縄にはヒイラギの小枝が挿してあるとのこと。トゲがあるので鬼が家に入ってこないという考えから、鬼門の方角や玄関の横にヒイラギを植える風習もありました。この写真のような日本の家も見かけることが少なくなってしまいました。
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