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住まいづくり情報

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ガーデニング便り

1月 
お正月、おめでたい植物と言えば、まず浮かぶのが松竹梅。そして千両万両です。今回は、梅と万両を組み合わせて鉢に植えました。万両は「夫婦長寿万両」という改良品種で、赤実と白実が1本の木になるおめでたさ。梅も紅梅と白梅を1本づつ植えています。 これなら、お正月の活け花のかわりに玄関や床の間に置いても良さそうですね。
万両の実はヒヨドリの大好物で、たった一晩で実が食べ尽くされてしまうこともあるとのこと。エントランスやアプローチに置きたいのをぐっとこらえて、室内に飾っておく方が無難そうですね。
<クリックで各項目の詳細がご覧になれます>

寄せ植え例 (クリックで拡大します)
寄せ植え写真

ポイント
奥に夫婦長寿万両、手前に紅白のウメを1本づつ植えました。ウメの鉢に使われていたコケと白砂を移して和の雰囲気を演出しました。

管理
6月ころまで、万両の実が楽しめます。夏の直射日光は苦手な植物なので、半日陰で。冬場は日のよくあたる窓辺などに置くと良いそうです。

庭木ファイル

トクサトクサ科トクサ属。分類としてはシダの仲間です。地下茎を広げて繁殖し、地上に向けて茎をまっすぐに伸ばしていきます。日本では温暖な地域を除き、山間などに自生しています。日陰で、やや湿った場所を好むので、日当りの悪い場所の下草として植えられたり、路地や邸園の敷地際のアクセントとしてよく用いられています。日本風の趣があるので、盆栽や苔玉に仕立てられているものも見かけます。

トクサ右写真を拡大して見ると、節の部分で上の茎が下の茎にはまったようになっているのがわかると思います。釣り竿のように、中から新しい茎が伸びてくるんですね。
茎の表面はザラザラしていてかたく、煮て乾燥させたものを紙ヤスリのように研磨材として使ってきたそうです。現在でも、高級なツゲ櫛や漆器などを磨く場合にはトクサが使われているとのこと。トクサという名前も、すなわち「砥ぐ草」に由来しているそうです。
トクサ
<写真はクリックで拡大します>