ガーデニング便り
いつまでも寒かったり大雨が降ったりと落ち着かなかった3月。今年の桜は大丈夫かしら?と心配しましたが、平年よりもちょっぴり遅めの開花宣言が列島各地から聞こえてきました。街や山がピンクに染まると、いよいよ春本番。気持ちも明るく、前向きになりますね。
今回の鉢は、春の野山を思わせる小花を中心に、ピンク、紫、白というシンプルな色合わせをしてみました。どれも日本原産の植物ではありませんが、組み合わせると和風の趣があります。
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ツツジ科ツツジ属の常緑低木です。1000を超える野生種があるそうですが、ホソバシャクナゲ、ツクシシャクナゲなど日本列島に自生するシャクナゲもあります。通常、庭木として目にするのは1〜2メートルぐらいのもの。長さ10センチ強のつやつやした細長い葉が集まり、4月〜5月頃、その枝頂部にツツジによく似た花をぐるっと咲かせます。花色は紅、白、黄色、桃色などでとてもあざやか。特にアジア産のシャクナゲを欧米で改良したセイヨウシャクナゲは、花色も花の形もいろいろでゴージャスに咲きます。
シャクナゲはもともとは高山地帯の植物だったそうで、真夏の暑さが苦手とのこと。露地植えで育てるのは難しいと言われてきました。しかし近年は品種改良されて、耐暑性の強いものが増えているそうです。
また意外ですが、葉がケイレンの毒を含んでいて「有毒植物」にあたるのだそうです。間違えて口に入れると、吐き気や下痢、呼吸困難を引き起こすとのことです。
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