ガーデニング便り
今年の残暑は長いですね。9月半ばを過ぎても真夏のような太陽。実は今年は旧暦でみると「閏月(暦と季節とが大きくずれるのを防ぐためにもうけた月)」がある年で、三月と四月の間に閏三月が挿入されたのです。春が長かったため、暦の上ではまだ8月になったばかり。それで暑いのか・・と考えれば、ちょっと風流な気分になりませんか?
今回の寄せ植えは、赤やピンクは使わずに秋らしい色でまとめてみました。ノボタンの紫とパキスタスのヤマブキ色が映えて、しっとりした雰囲気です。
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ミツバウツギ科の落葉広葉樹。樹高8m程度になる小高木。関東より西の本州、四国、九州に分布。コナラ・クヌギ・イヌシデなどの雑木林の明るい場所に生えています。
「ゴンズイ」とは、毒があって食べられない小魚・ゴンズイに由来すると言われています。木のゴンズイも材木としては役に立ちませんが、庭木としてはとても有望な樹木です。樹形は枝がダイナミックに分かれるため野趣にあふれ、それほど剪定をしなくても味わいのある形になります。落葉樹のわりに濃い色の葉は庭のアクセントとなり、幹は細かな白い縞模様が入る深いグレーでツイードの生地を思わせる上品さ。花は緑色で地味ですが、果実は真っ赤な萼と漆塗りのような黒くて艶やかな種が鮮烈。秋から冬の庭に華やぎを添えてくれます。ドライフラワーにもおすすめです。やや乾燥した土地を好みますので、水はけのよい場所に植えましょう。コナラなどと組み合わせると、雑木林らしさがぐっと高まります。
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