HOME > 住まいづくり情報 > ガーデニング便り > 2012年10月

住まいづくり情報

トップへ戻る

ガーデニング便り

10月
多肉ブームが止まりません。一部マニアの熱愛の対象から、みんなのアイドルへ。葉や花が落ちない、水やり少々忘れても大丈夫。室内でも屋外でもオッケーというマルチなタレントぶりと、バラエティに富んだ憎めない容姿が、身近にグリーンを置きたい現代人にピッタリフィットしたのでしょう。
かつては引っ越し祝いに大きな鉢の観葉などを送ったものですが、今は予算的にも、送られる側のスペース的にも、こじんまりした多肉の寄せ植えが人気らしいです。今回は、比較的ポピュラーな多肉植物をピックアップしてご紹介します。
<クリックで各項目の詳細がご覧になれます>

寄せ植え例 (クリックで拡大します)
寄せ植え写真

ポイント
お好みの多肉植物を数種あわせて植えるだけで、とっても簡単。乾燥気味に管理するので、穴が開いていないガラスの器や陶器を使っても大丈夫です。多肉植物・サボテン用の土を使うことをおすすめします。

管理
比較的日当りを好みます。大きな鉢に植えれば大きく育ちます。露地植えすると一株が2〜3メートルになるものも。暖地なら、冬に寒さでしぼんでも春になるとまた復活してきます。

 
 
庭木ファイル

ススキ イネ科。高さ1〜2mに達する大型の多年草です。日本全国に分布し、川原や荒れ地に大きな群落を作ります。すこし黄色がかった銀色の穂が風にそよぐさまはたいへん美しく、日本の秋に欠かすことのできない風景といえるでしょう。

ススキ 美しいだけではありません。ススキの茎は丈夫で、中が空洞のため断熱効果に優れており、古来より茅葺屋根の主な材料として用いられてきました。茅は定期的に葺き換えるので、集落の周りにはススキを刈り取るための「茅場」が必ず設けられました。ススキの草原は日本人の生活と分かちがたく結びついた、まさに原風景なのです。

たいへん丈夫なので少々の日陰でも育ちますが、やはり日当たりのよい場所に植えて、風と光との共演を楽しむのがお薦めです。手を入れないといくらでも大きくなり、周りの植物を圧迫しますので、夏ごろに株もとからばっさりと刈り込むとよいでしょう。縞の斑が入るタカノハススキや細い葉が涼やかなイトススキなど園芸品種も豊富です。
ススキ
<写真はクリックで拡大します>