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住まいづくり情報

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ガーデニング便り

1月
あけましておめでとうございます。一年を二十四等分した「二十四節気」では、今は『大寒』。まさに一年で一番寒さが厳しい時期です。しかし日は次第に長くなって、少しづつ春の息吹が感じられる季節でもあります。
今回は、和の雰囲気にやわらかな花の色をプラスして、小さな箱庭のようなアレンジを作ってみました。グランドカバーに使ったグリーンが景色を作り、鉢の中を散歩したいと思うような楽しさがあります。
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寄せ植え例 (クリックで拡大します)
寄せ植え写真

ポイント
奥に小さなナンテンを、その左手前にバルボコディウムを2株並べて植え、縁から垂れるようにスイートアリッサムを入れました。右の縁際にはシルバーリーフを入れて、空いたスペースにアイリッシュモスを。最後にナンテンの足元の土を盛り上げて、銀苔で覆いました。

管理
外置きでも大丈夫ですが、アリッサムは霜や寒風が苦手なので、日のよくあたる軒下などに置くと安心です。花が終わったらナンテンはそのままにして、違う季節の花に植え変えていくのもオススメです。

 
 
庭木ファイル

ヤブコウジ 別名、十両。高さ10〜20cmほどになるヤブコウジ科の常緑小低木。とても背が低いので草のように見えますがれっきとした樹木です。日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布し、おもに山地の林の中に自生しています。

ヤブコウジ 花期は夏。淡く模様の入った白または淡いピンクの花をつけます。小さく、うつむき加減で咲くのであまり目立ちませんが、見つけると嬉しくなるようなかわいらしさ。冬には枯れた景色の中で、凛とした赤い実を結びます。赤と緑の取り合わせは生命力を感じさせ、お正月の縁起物として昔から珍重されてきました。

とても丈夫で、匍匐茎(ほふくけい)と呼ばれる地面を這う茎を伸ばして次々に周りに広がってゆき、条件が良いとカーペットのように一面に広がります。そのため、庭に植える場合は何株かまとめてグランドカバーにするのが一般的です。林の中に自生するので、樹木の下など日陰や半日陰がよいでしょう。かわいらしい花と果実を楽しむには鉢植えがお薦めです。
ヤブコウジ
<写真はクリックで拡大します>