ガーデニング便り
今冬は寒い日が多いですね。それでも2月に入り、立春を迎えて、だんだん春の兆しが見つけられるようになってきました。昔の人は、この時期に他に先駆けて咲く白梅を特に好み、古木の曲がった幹からスッと伸びた枝先で花開く様子を愛でたようです。梅は盆栽サイズのものを手に入れて、寄せ植えとして気軽に楽しむこともできますね。
今回は冬の寒さの中で見つける「春」をテーマに、和洋折衷で白い花とシルバーと緑を組み合わせてみました。
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高さ2〜6mほどになる常緑広葉樹。山口県長門市で1700年ごろ発見された柑橘類の一種で、日本在来の種と外来種が自然に交配して生まれたと言われています。萩市で栽培がはじまり、今でも武家屋敷に多くのナツミカンが見られます。
果実は表面がでこぼこした独特な皮が特徴で、大きさは10cmほど。西日本を中心に栽培され、生食のほか、マーマレードなど加工品に広く利用されます。近年は、酸味を抑えたアマナツが主流になりつつあります。
庭木としてもたいへん人気があり、しばしば住宅地に植えられています。独特の質感の鮮やかな緑もさることながら、初夏に咲く花の甘い芳香とオレンジ色の果実は存在感抜群。果実は秋に熟して2月後半から夏まで収穫でき、長い期間楽しめます。日当たりと肥沃な土を好むため、土にきちんと肥料を。植え付けの際は細い根を傷めないようにし、根付くまでたっぷりと水を与えます。風通しのよい場所でのびのびと育てると収穫も多くなるでしょう。
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