コラム
ブザー式呼び鈴はいつから?
ブザー式呼び鈴はいつから?
さて、ではブザー式呼び鈴が広まる前はいったいどうしていたのでしょう。家々では、玄関先で「ごめんくださーい」や「○○さーん」と声を掛けるのが一般的で、戸や柱などを手でトントンとノックするなどという方法もとられたようです。今でも、呼び鈴を鳴らさずに声をかける、という地域はあるのではないでしょうか。都会ではなかなか見られなくなりましたが、ご近所付き合いが濃く、信頼関係が築けているからこその懐かしい光景ですね。 家の人はそうした来客のしるしを聞いて玄関先へ向かい、応対するわけですが、家人から返答がない場合、来客はどうしたかといえば、ガラガラと戸を開けて中までお邪魔する、、、なんてこともごく自然なことでした。 呼び鈴の登場や進化をみると、技術で便利になる一方で薄れていった人と人とのふれあいを見ることができるのかもしれません。 |