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  掃除(メンテナンス)のコツシリーズ:木製の玄関ドアのお手入れ

木製の玄関ドアのお手入れ  木目の温もり、そして年を経るごとに出てくる味わい・・・・・・。木を使った玄関ドアには人を引き付ける魅力あります。その特徴を長く楽しむためには、ちょっとしたコツがあります。


 木製のドアは、雨や日差しに長くさらされることを嫌います。長い間そうした環境にさらされると、どうしても反りやシミ、歪みが出やすくなり、ひどい場合には雨がしみこんで腐ってしまいます。そのため木材を使うドアは、たいてい水ぬれや過度の乾燥から守るため、表面に加工がなされています。ただ永久に大丈夫というわけにはいきません。


 コツは、日ごろから表面が傷つかないよう柔らかい布で「乾拭き」すること。これなら面倒もいりません。金属たわし、粉末クレンザー、シンナーなどは保護のための加工や木材本体を傷つけるため、使わないようにします。特に注意したいのは雨や泥はね。これだけでも気づいた時にすぐ拭き取るとムラやシミ防止に役立ちます。また雨風にさらされる外側ばかり気にしてしまいがちですが、内側も同じように乾拭きして、ホコリやゴミを取り除きます。乾拭きだけの簡単作業でOKなので、毎日の掃除のついでに拭く癖をつけましょう。


 日ごろの乾拭きにプラスしたいのが、月に1回程度のワックス掛け。ワックスが保護膜を作り、ドアを守ってくれます。塗りすぎやムラを防ぐため、ワックスは直接ドアにつけるのではなく、柔らかい布に少量を取ってドア全体に擦り込むように塗ります。ドアの下の方は特に念入りに。雨の影響を受けやすいからです。またワックス掛けは、雨天や湿度の高い日は避けましょう。 玄関のつくりの面から見ると、十分に奥行きのある大きめの庇(ひさし)があると、日差しや雨を嫌う木製のドアには優しいようです。日頃からちょっとした気配りをして、木製ドアならではの魅力を長く味わいたいですね。


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