気密性
気密性
すき間から、どの程度の空気の出入りがあるかを示す性能

風が吹くと室内外に気圧差が生じ、空気の流れ(すきま風)が生じます。このすきま風を抑制する性能を気密性能をいいます。一般的に住宅用引違い窓に必要とされる気密性能は、JIS等級ではA-3等級、断熱サッシはA-4等級となります。A-3等級とは風速4m/s程度の風(木の葉や小枝が休みなく動く程度の強さ)が正面から窓に当たっているときに、窓表面1m2あたりに1時間8m3(=1辺が2mの立方体)以下の空気が出入りする性能です。サッシのすき間から出入りする空気の量が少ない方(等級数値の高い方)が性能が良いということになります。したがって、気密性が高いほど、冷暖房における負荷を軽減でき、省エネルギーにも貢献すると同時に、遮音性能も向上します。ただし、気密性※とは逆に換気不十分による問題も生じることがありますので、定期的な換気や換気設備の設置等の配慮が必要です。 ※日本工業規格(JIS)では、空気の出入りを遮断しなければならないという規 定はありません。


気密性