ドアを替えると、家全体の印象ががらりと変わります。木目素材を活かした欧風デザイン、ビビッドなカラーを使ったカジュアルモダン、重厚感溢れる和風など、まずは着せ替えの気分でいろいろイメージしてみてください。
ここで大事なのが、ドアだけを見比べるのではなく、ドアを替えたときの家全体をイメージすること。そう、ドアのデザイン選びでは、ファッションやインテリアと同じように、全体の「色」とのバランスがとても大切です。
例えば右の図のドアと住宅とのバランスはどうでしょう?
アイボリーをベースに寒色系のダークブルーや暖色系のオレンジなどいろいろな色が使われていて統一感がありません。
壁やドアなど家全体に使う色は同系色でまとめて、2色から4色くらいに抑えるとグッとまとまりが出てきて、調和の取れた印象になります。
以下では、住宅の「色」との調和がとれたドアの選び方のコツをご紹介します。
「色」と同じように、「カタチ」によってもドアの印象は大きく変わります。
大切なのは家全体の基調をあわせること。洋服でもストライプとボーダーを組み合わせるとチグハグな印象になってしまうのと同じように、窓や格子などドア以外の建材の「カタチ」が縦基調の場合には、ドアの「カタチ」も縦基調で合わせると家全体のデザインに統一感が出てきます。
以下では、窓の「カタチ」とドアの「カタチ」を合わせたドア選びの参考例をご紹介します。
ドアは一般的に、一度付けたら、10年、20年は買い替えないものです。
また、周囲の街並みなど周辺環境の変化によっても印象が変わるものであり、毎日の家族の外出を見送り、出迎えるものです。だからこそ、奇をてらったものよりも、長く使うことを前提に飽きのこないデザイン、飽きのこない素材のドアを選ぶのがオススメです。
たとえば、「色」では、住宅のアクセントとなり、高級感のある木調のドアや、窓サッシの色と合わせやすいアルミの素材感を活かしたドアが人気です。「カタチ」では、モダン住宅とコーディネートしやすい横スリットや、採光性の高い縦スリットのドアを選ばれる方が多いようです。
また、大きな窓と鋳物の装飾などが印象的なヨーロピアンのクラシカルなドアも洋風住宅とコーディネートしやすく、安定した人気があります。住宅との調和を考え、飽きのこないデザインを選びましょう。
みなさんの住宅や周辺環境に合わせて自由にお選びいただけるように、幅広いデザインバリエーションをご用意しています。
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