ガーデニング便り
今年の冬は長かったですね。おまけに雨も多く、なかなか気持ちよい春の気候にならなくて、やきもき。でも植物たちはちゃーんと目覚めて春の花を咲かせてくれました。庭木の花も草花も咲き誇る季節だから、寄せ植えの中はちょっと見かけない、めずらしい色合いのものを選んでみました。
エレモフィラ。やわらかい毛に覆われたような白銀の葉と、青紫色の花のコントラストが、なんだかメルヘンチックな絵本に登場する魔法の国の植物のよう。今回は特に下枝のない樹形に整えられたトピアリーを選んだので、人目をひくこと間違いなし!
<クリックで各項目の詳細がご覧になれます>
ミズキ科ミズキ属の落葉中高木です。高さは5から12メートルになることも。原産地は北アメリカやメキシコ。明治時代に東京からワシントンに贈った桜(ソメイヨシノ)の返礼として渡来したというエピソードで知られています。庶民の庭にも植えられるような人気の樹になったのは戦後のことです。日本や中国が原産のヤマボウシとよく似ているので、アメリカヤマボウシという別名で呼ばれることも。栽培しやすいので、公園や街路樹などにも利用されています。(→[植物図鑑]ハナミズキ)
4〜5月に花を咲かせますが、花びらに見えるのは実は苞(ほう)。黄緑色の部分が花です。苞の色は、白がオーソドックスですが、赤色や紅色のものもあります(右端写真はベニバナハナミズキ)。そういえば、一青窈のヒット曲『ハナミズキ』の中には♪薄紅色の可愛い君・・とありますね。
秋には紅葉が美しく赤い実をつけるので、再び見頃が訪れます。
<写真はクリックで拡大します>
■ご注意■
このサイトに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権は当社またはその情報提供者に帰属します。