■コスモス
日本の秋の花と言えば、コスモス。実は原産地はメキシコなのですね。やせた土地でも生育する、案外丈夫な植物です。本来は一重の花ですが、近年は八重咲きタイプも出回っています。咲き終わった花は、まめに摘み取るようにしましょう。
高温多湿に弱いので、平地で種から育てるのは結構難しいようです。
■フジバカマ
キク科の多年草です。萩や葛、ナデシコなどとともに、秋の七草のひとつになっています。昔は湿った場所に自生していて、『源氏物語』にも登場するなど日本の野草の代表のような植物でしたが、どんどん減少してしまい、今では保護の対象リストに載っているようです。
今回使用したような鉢は園芸品種で、外国産の種がまざっていて純粋なフジバカマではなのだとか。日の当たる場所で、水をたっぷり与えるようにしましょう。
■エリカ
ツツジ科のエリカは、数百以上の品種があると言われています。白やオレンジ、淡いピンクなどの小さな花が垂れるように咲きます。その形は細い筒状あり、くす玉状のものあり。夏の暑さに弱く、過湿、乾燥ともに苦手なため水やりには注意が必要です。鉢植えで管理した方が育てやすいかもしれません。(→植物図鑑へ)
■ケイトウ
ケイトウは“鶏頭”。槍状のヤリゲイトウ、扁平なトサカケイトウなど、他にもいろいろな形があります。夏から秋にかけて、黄色、桃色、赤などあざやかな色の花が楽しめます。日光を好み乾燥には比較的強いですが、水をやりすぎると根腐れします。寒い時期には室内で管理を。(>>植物図鑑「ウモウケイトウ」)
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